現在完了と現在完了進行形について!ニュアンスの違いまで徹底解説!

現在完了と現在完了進行形について!ニュアンスの違いまで徹底解説!

現在完了と現在完了進行形の文法事項は受験生にとって悩みの種ですよね。

何がどう違うのか分からず、混乱してしまう人も多いと思います。

そこで、今回の記事では、この二つの文法事項について徹底解説します。

この記事を読んで、現在完了と現在完了進行形の違いとそれぞれの用法をバッチリ習得しましょう。

現在完了形・現在完了進行系とは

【現在完了形】とは、過去のある一時点から現在まで続いていることを表す文法です。

そのため、この文法で重要なのは現在まで続いているという意味が含まれていることです。
基本文法は『have + 過去分詞』を用いて表現します。

過去の一時点を表す場合には、単純に過去形を使用します。

【現在完了進行形】とは、現時点でも『ずっと』続けていることを伝える文法です。

今現在でもずっと続けていること、例えば『本を3時間読み続けている』などを表します。

「継続」を表す場合、状態を表す動詞(knowやlikeなど)の場合は【現在完了形】、動作を表す動詞(readやstudyなど)の場合は【現在完了進行形】を用いるのが一般的と覚えておくと良いでしょう。

では、実際に次の項目から、各文法事項の詳細な解説をしていきます。

現在完了形・現在完了進行系の基本的なルール

現在完了形について

現在完了形の用法は、大きく分けて3つの用法に分類されます。

  1. 継続用法
  2. 経験用法
  3. 完了用法

それぞれの用法について詳細に解説をしていきます。一つ一つの用法に明確な違いがあるため、日本語訳に要注目です。

継続用法

継続用法は過去の一時点から今でも続いていることを表す用法です。

例文を用いて考えてみましょう。

【和訳】 私は1991年からここに住んでいます。
【英訳】 I have lived here since 1991.

継続用法特有の単語は、『since(以来、~から)』と、『for(~の間)』の二つです。継続用法かどうかを見分けるポイントは、この2つの単語となります。

経験用法

経験用法は、過去から現在までの間にある事柄を経験したことがあることを表現する用法です。

まず、肯定文を例文を用いて確認してみましょう。

【和訳】 私は京都に2回訪れたことがあります。
【英訳】 I have visited Kyoto twice.

経験用法では、頻度を表す単語がつくことがポイントです。一度なら『once』、二度は『twice』、三度以降は『~times』と表記を行います。
また、その他にも『before(以前に)』、『ever(今までに)』などもよく使われます。

経験用法では、否定文・疑問文が間違いやすいポイントとなり、注意が必要です。

【否定文】 I have never visited Kyoto.
【疑問文】 Have you ever visited Kyoto?

まず、否定文には『never(今まで~ない)』という単語を使うことに注意してください。

『never』という単語は、『not + ever』から来ています。『ever』には「今まで」という意味があるので、それを否定することで『今まで~ない』という意味になります。

また、そこから転じて、疑問文では『ever』を使用します。上記の疑問文では、「今までに京都に行ったことがあるのかどうか」を聞いている点に注目です。

では、訪れた回数を聞く際にはどうしたら良いのでしょうか。この場合には『How many times』を使います。

【和訳】 あなたは何回京都に行ったことがありますか?
【英訳】 How many times have you ever visited Kyoto?

この聞き方であれば、京都を訪れたことがあることを前提に、何回行ったことがあるかを聞けますね。また頻度を尋ねる際には、『How often』を使用することもあります。

完了用法

完了用法は、「今ちょうど終わった」ことを表す用法です。実際の例文を見てみましょう。

【和訳】 今ちょうど宿題が終わったところだよ。
【英訳】 I have just finished homework.

『just』は「今、ちょうど」を表す単語で完了用法の目印となります。その他には、『already(もうすでに)』もよく使われます。ただし、この両単語を使わずとも『have + 過去分詞』の形で継続用法と経験用法に当てはまらなければ、完了用法となる点に注意が必要です。

経験用法と同じように、完了用法でも疑問文と否定文が間違いやすいポイントなので確認しておきましょう。

【否定文】 I have not finished homework yet.
【疑問文】 Have you finished homework yet?

『yet』が使われている点に注目です。否定文では「まだ(~ない)」、疑問文では「もう、すでに」と訳します。この形をしっかりと覚えるようにしておきましょう。

【発展】完了用法の特殊なニュアンス

完了用法では、以下の日本語のニュアンスを含む場合があります。

【和訳】 彼は日本に行ってしまった。
【英訳】 He has gone to Japan.

『行った』ということは過去の一時点を表すので、過去形にすることもできます。
ただし、過去形にした場合、ただ行ったという事実のみを述べる文になります。

しかし、現在完了を使うことによって、「行ってしまった」という【結果】を表すことができます。日本語でも『行った』と『行ってしまった』ではかなり意味が異なってきますよね。

この用法は完了用法とは区別され、結果用法と呼ばれることがあります。

現在完了進行形について

現在完了進行形は「継続用法+現在進行形」

現在完了進行形の基本構文は、以下の通りです。

『have + been +現在進行形』

実際に例文を見てみましょう。

【和訳】 私は昨夜からずっとこの本を読んでいる。
【英訳】 I have been reading this book since last night.

このように過去の一時点(例文では昨夜)から今まで続いていることを表現する際に、現在完了進行形を使います。

【発展】現在完了進行形のニュアンス

【現在進行形】では『今この瞬間やっていること』を表しますが、【現在完了進行形】では『過去のある一時点から今この瞬間までずっとやっていること』を表します。

現在完了進行形は、「現在完了」と「現在進行形」両方の意味を持ち、過去から現在までの継続のニュアンスを含みます。

現在完了形と過去形の違い

現在完了形と過去形の違いについて、ここで一度おさらいしておきましょう。
以下に二つの例文を書きます。

  【過去形】 I lived here.(私はここに住んでいた。)
【現在完了形】 I have lived here since 1991.(私はここに1991年から住んでいる。)

過去形は過去の一時点を表し、現在完了は過去の一時点から現在まで続いていることを示します。

現在完了は、過去と現在を結びつけるということを押さえておくとよいでしょう。

現在完了を使う英作文のポイント

現在完了形を使う英作文はとても多いです。現在完了形を使うのか、それとも過去形などの他の用法を使うのかは非常に迷うポイントです。

その判断ポイントは、「単なる過去の出来事」なのか、「現在まで続くことなのか」を見極めるしかありません。

これは日本語の前後を見て判断するケースが非常に多いため、英語力と同時に国語力も高めて対処する必要があります。

短文英作の場合は、大抵の場合、判断しやすい日本語訳となっていることが多いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。

  1. 過去から続いている場合は現在完了
  2. 過去からずっと続いて現在の状態を表すのが現在完了進行形
  3. 過去の一時点を表すのが過去形

現在完了形は日本人にとってあまりなじみがなく、難しく感じる文法です。ただし、ポイントさえ押さえれば、苦手意識はなくなるはずです。
受験生の方にとってこの情報が糧になったら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます。

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