過去完了と過去完了進行形について!基礎の基礎から教えます!

過去完了と過去完了進行形について!基礎の基礎から教えます!

過去完了と過去完了進行形は難しい文法事項の一つですよね。

そこで、今回の記事では、過去完了と過去完了進行形について基礎の基礎からお伝えします。

この記事を読むことで、過去完了と過去完了進行形の考え方や違いが分かります。

どんな時に使えば良いかも解説するので是非最後までご覧ください。

過去完了形・過去完了進行系とは

「過去完了」は、過去のある一時点から過去のある一時点まで行っていたことを表現する文法です。

現在完了では過去の一時点から現在までを表していましたよね。

また、過去形単体では過去の一時点のみを表していました。これら二つの文法事項と比較するとより理解しやすいでしょう。

「過去完了進行形」は、過去の一時点から過去のある一時点までずっと続けていたことを表す文法です。

過去進行形と何が違うのか理解に苦しむところであると思いますが、過去進行形は過去のある一時点で行っていたことを表します。継続して行っていたこととは違うことを理解してください。

どちらの文法も過去のある一時点での『継続・経験・完了』がターニングポイントとなります。

過去完了形・過去完了進行形の基本的なルール

過去完了形について

過去完了形の基本的な形は、『 had+過去分詞形 』となります。

現在完了では『have』であったことに要注目です。

『現在』から『過去』に時制が変わったことによって、助動詞『have』を過去形にすることで対応しているだけです。

基本的な形はこのように時制の変化によって助動詞が変わるだけなので簡単です。

過去形との違いについて

過去形との違いを例文を使って見ていきましょう。

【過去形】
I lived here last month.
(私は先月ここに住んでいた。)

【過去完了形】
I had lived here till last month.
(私は先月までここに住んでいた。)

過去形では、『先月』という一時点についてのみ述べられているため、それ以前はどこに住んでいたかはわかりません。

一方、過去完了形では、ある過去の一時点から『先月までずっと』というニュアンスを含みます。

現在完了形との違いについて

現在完了形とのニュアンスの違いもここではっきりとさせておきましょう。

【現在完了形】
I have lived here since last month.
(私は先月からここに住んでいる。)

【過去完了形】
I had lived here till last month.
(私は先月までここに住んでいた。)

現在完了形では、先月から『いままでずっと』住んでいるというニュアンスが含まれていることに気付くと思います。

現在完了形は、過去のある一時点から『現在』まで続いているということを表す文法であるということを押さえておきましょう。

過去完了の継続用法

過去完了の継続用法は、先ほどの例文と同様、過去のある一時点から過去のある一時点までずっと続いていたことを表す文法です。

再度例文を上げておきます。

【過去完了継続用法】
I had lived here till last month.
(私は先月までここに住んでいた。)

【疑問文】
Had you lived here till last month?
(あなたは先月までここに住んでいたのか。)

【否定文】
I had not lived here last month.
(私は先月までここに住んでいない。)

現在完了の継続用法とは異なり、時間を表す前置詞や接続詞が豊富に使える点も異なります。

『 when+過去形 』で『~したとき』、『 before+過去形 』で『~した前に』などが使われることも多いです。

過去完了の経験用法

過去完了の経験用法は、現在完了の経験用法から『have』の時制を変えるだけで成り立ちます。

【現在完了の経験用法】
I have visited Kyoto twice.
(私は京都に2回行ったことがある。)

【過去完了の経験用法】
I had visited Kyoto twice before I was eighteen.
(私は18歳までに京都に2回行ったことがあった。)

【疑問文】
Had you visited Kyoto twice before you was eighteen?
(あなたは18歳までに京都に2回訪れたことがあったのか。)

【否定文】
I had never visited Kyoto before I was eighteen.
(私は18歳までに京都に訪れたことがなかった。)

【疑問詞を用いた文】
How many times had you visited Kyoto before you was eighteen?
(あなたは18歳までにどれだけ京都に訪れたことがあったのか。)

例文から分かる通り、現在完了の経験用法では『現在までに(~したことがある)』というニュアンスが含まれます。

一方、過去完了では『過去のある時点までに(例文では18歳までに)』ということを表現していることが分かります。

過去完了の完了用法

次に過去完了の完了用法を見ていきましょう。

【現在完了完了用法】
I have already finished homework.
(もうすでに宿題は終わっています。)

【過去完了完了用法】
I had already finished homework.
(すでに宿題は終わっていました。)
【疑問文】
Had you finished homework yet?
(あなたは宿題が終わっていたのか。)
【否定文】
I had not finished homework yet.
(私はまだ宿題をしていなかった。)

過去完了の完了用法も、現在完了の完了用法と同様に『have』の時制を変えることで成り立ちます。

yetやalready、justなどの副詞も問題なく使えるためあまり深く考えずに時制だけを気にすれば問題を解ける場合も多くありますよ。

大過去

過去完了関連で一番やっかいな考え方が、この「大過去」の用法です。過去完了と混同してしまう人も多いと思いますが、過去完了における継続や経験といった用法とは全くの別物なので注意しましょう。

【大過去例文】When I arrived at the airport, the airplane had left.
【和訳】空港についたときには、その飛行機は出発してしまっていた。

ここで重要なのは、

  1. 飛行機が出発していたこと
  2. 私たちが空港についたこと

この順番で物事が起こっている、つまり「飛行機が出発した時」≠「空港についた時」ということです。
このように「過去(空港に到着)よりさらに過去のこと(飛行機が出発)」を「大過去」といいます。

「大過去」の出来事は、過去完了形と同じ『 had+過去分詞形 』の形で書きます。

もし仮に同時に起こっていたら、次のような例文になります。

【例文】When I arrived at the airport, the airplane left.
【和訳】空港についた時、その飛行機は出発した。

このように過去形で全てを表すと、同時期に起こったというニュアンスが含まれるようになります。

大過去は過去の一時点より前に起こったということを表す文法です。あくまで過去完了と同じ形をとるだけで、同じものではないということをしっかりと頭にいれておきましょう。

過去完了進行形について

過去完了進行形は現在完了進行形と同じように考えます。過去完了継続用法でのみ使用し、例文は以下のようになります。

【現在完了進行形】
I have been reading the book for three hours.
(3時間ずっと本を読み続けています。)
【過去完了進行形】
I had been reading the book for three hours.
(3時間ずっと本を読み続けていました。)

現在完了進行形では過去のある一時点から現在までずっと読み続けているのに対し、過去完了進行形では過去のある一時点からある過去の一時点までずっと読み続けていたことを表します。

どちらも『ぶっ通し』で行っていたことを表すニュアンスがあることに違いはありません。

過去から現在なのか、過去から過去なのかの違いだけになります。

過去完了形文法問題のワンポイントテクニック

過去完了形文法問題のワンポイントテクニックとしては、過去完了が出てきたときには、数直線を使って時系列を整理して考えてみると簡単に見分けがつきます。

数直線に記載する事項は、過去、現在のみで大丈夫です。

日本語のニュアンスや前後の文のニュアンスから『過去から過去』なのか『過去から現在』なのかを割り出すと非常に簡単に見分けがつくでしょう。

過去完了形の英作文ポイント

過去完了形の英作文のポイントは、「現在」「過去」「大過去」の時系列をしっかりと見分けることにあります。

基本的に過去完了を使う英作文では、時系列が明記されていないと受験生が解けないため、同時に起こったのか、それとも何かが起こった『後か前』という日本語文が挿入されているはずです。

そこを見逃さずにアンダーラインを引くと、どの文法を使うと良いか非常に分かりやすくなります。

過去完了は良くも悪くも、時系列が明記されているか、文脈から確実に読み取れる場合でないと成り立たないので、そこをきっちりと押さえれば簡単に得点源とできるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。

  • 過去から過去は過去完了
  • 過去から現在は現在完了
  • 過去完了形の継続や経験用法と大過去の違いに注意

普段何気なく日本語を使っていると、過去完了を理解することが非常に難しくなるかもしれません。しかし、ニュアンスを気にすれば、普段使っている日本語の一部であることに気付けると思います。
この記事が受験生の糧になれば幸いです。最後までご覧いただき誠にありがとうございます。

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