受動態について!基本から受験テクニックまで徹底解説

受動態について!基本から受験テクニックまで徹底解説

受動態を正確につくることはできるでしょうか。

受動態で書いた方がいいのか、それとも受動態を使わない方がいいのか判断に困ってしまうものです。

そこで今回の記事では受動態についての基本から、受験テクニックまでを詳細に解説していきます。

今回の記事を読むことによって、受動態を徹底的に理解することができますので、是非最後までご覧ください。

受動態とは

【受動態】とは、別名受け身ともいい、主語の対象を入れ替えることで「~する側」か「~される側」かを自由自在に入れ替えるための文法です。

受動態を使うことによって、動作が誰によって行われたのか分からない文章でも主語に困ることはありません。

例えば、以下の例文を見て下さい。

My wallet was stolen.(僕のサイフが盗まれた!)

上記の例文では、盗んだ張本人が分かりません。このような主語に困る時に受動態は真価を発揮します。

受動態の基本的なルール

受動態の作り方

受動態の基本的な構文の元になるのは肯定文です。
以下に例文を用意しました。

【肯定文】 I make a cake.(私はケーキを作ります。)

受動態の文では、主語と目的語を入れ替えて、動作の主(肯定文の主語)を『by』とともに併記します。

この文章では、主語が『I』、目的語が『a cake』ですね。実際に入れ替えて受動態の文にしてみます。

【受動態】 A cake is made by me.(私によってケーキがつくられる。)

受動態の基本構文は、肯定文を元にすると以下のような構文となります。

元の文章の目的語 + be動詞(時制の一致を受ける) + 動詞の過去分詞形 +『by』+ 元の文章の主語

be動詞の時制は、肯定文の動詞に影響を受ける点には注意が必要です。

byは使用する英単語によって様々な変化をします。
人を指す場合には基本的に『by』ですが、coverを使った受動態にはwithを使うなど特殊な用例もあるので英単語を覚える際に特殊な形は合わせて覚えると効率がいいですよ。

また、受動態の疑問文は、be動詞型の疑問文になることも頭に入れておきましょう。

【受動態疑問文】 Is a cake made by me ?(ケーキは私によってつくられるのか?)

上記の例文で『made』の位置が間違いやすいポイントですので、注意が必要です。

動詞+前置詞の受動態の作り方

高校英語で学ぶ受動態の形として、前置詞のあとの名詞を主語にするパターンもあります。

【肯定文】 People laughed at me.(みんなが僕をあざわらった。)

この英文の『me』を主語にした場合、以下のようになります。

【受動態】 I was laughed at by people.

通常、前置詞の後には名詞がつきますが、受動態の場合は特殊な変化のため名詞はつきません。

英語には特殊な形があることに慣れていないと、迷ってしまうポイントです。
文法問題などで多く出題されるパターンなので、迷わず選択できるように特殊な形として頭に入れておくと良いでしょう。

受験ワンポイントアドバイス

受動態は、ある条件下では英作文において非常に便利なテクニックとなります。

それは、日本語文で主語が明確にされていない場合です。

そのような場合は、「目的語」や「前置詞の後の名詞」を英文上の主語として、受動態を用いて英作文を作ってしまいましょう。

難しい英作文ほど主語が明記されていなかったりということが多いので、押さえておきたい受験テクニックですね。

受動態の形になってしまう動詞の使い方について

ここまで受動態の勉強をしてくると、ふと疑問に湧くのがこちらの熟語ではないでしょうか。

be interested in ~(~に興味がある)

この熟語は受動態の形なのになぜ、「~される」という意味になっていないのか気になりませんか。
実はこれを理解することで動詞に関する知識が深まり、より正確な文法知識がつくので解説していきます。

他動詞とは

動詞には大きく分けて二つの種類があります。

それが【他動詞】と【自動詞】です。

【他動詞】とは簡単にいうと、他の人・モノを動かすことができる動詞で、『give』などがこれに該当します。

【例文】 I give you a CD.(私はあなたにCDをあげます。)

以上のようにモノや人を動かしていることがわかります。

実は、『interested』の原形である『interest』は他動詞であり、『~に興味を持たせる』という意味があります。
そのため、『interest』を用いて肯定文を作ると以下のようになります。

【例文】 The book interests me.(その本は私に興味を持たせる。)

この文では、「本」が主語になることで、「本」が「私」を惹きつけているような印象を受けますよね。
これを「私」が「本」に興味を持っているというニュアンスに変えるためには、受動態を使う必要があります。

ただし、その前に【自動詞】を理解する必要もあります。

自動詞とは

動詞のもう一つの種類である【自動詞】は、主語が実際に動く動詞です。

【例文】 I swim.(私は泳ぐ。)

自動詞には目的語がつくことはなく、動詞のあとに名詞を加えるには前置詞が必要となります。

受動態は他動詞を自動詞化する

受動態を使うことで、他動詞を自動詞化することができます。

先の『interest』を使って『私』を主語にすると、以下の例文のようになります。

【例文】 I am interested in the book.(私はその本に興味がある。)

見事に『私』が動作の主になりましたね。
受動態にしたことで、『interest』の意味が「~に興味を持たせられる」と変化し、『~に興味がある』という意味と同じになります。

このように、受動態にすることで他動詞を自動詞化することができます。

この理解があるとぐっと暗記が楽になる

文法問題では、自動詞と他動詞の使用方法の区別が出題されることが非常に多くあります。

そのため、熟語に受動態の形として使用されている単語は、『元々他動詞の意味がある』動詞として合わせて覚えると非常に暗記が楽になります。

自動詞・他動詞は種類が多いだけに、こうしたテクニックを用いるとよいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の記事の要点は以下の通りです。

  • 受動態の基本は、be動詞 + 過去分詞形
  • 受動態は主語がない英作文に最適
  • 受動態を使うことで他動詞を自動詞化できる

受動態は使いこなせるようになると非常に便利な文法です。
英作文でも簡単に使える文法なので是非マスターして役立てて下さい。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。受験の一助となれば幸いです。

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