関西のトップ私立大学といえば、関関同立。
でも、「実際どの大学が就職に強いのか?」「どの大学の入試が難しいのか?」など..
意外と知らないのではないでしょうか。
今回の記事は、大学入試と就職について、関関同立での違いを比較してみました。
関関同立を志望している受験生は、ぜひ参考にしてみてください!
関関同立の偏差値比較
まず、各大学の入試の偏差値を比較してみます。
大手の予備校(河合塾、東進、ベネッセ)が公開しているデータをもとに比較しています。
はたして、入試の難易度が一番高い大学はどこでしょうか??
5つの学部で見ていきましょう。
※各機関によって偏差値の出し方は違うので、偏差値の数字が異なります。注意しましょう。
理系学部編
理工学部
まずは、関関同立で共通に設置されている理工学部の偏差値を比較します。
2018年度における、関関同立の理工学部の偏差値は以下のようになります。
赤字が1番高く、青が2番、緑が3番で、黒が4番です。
表を見ると、理工学部の偏差値は、同志社>立命館≒関学>関西 となっていますね。
関関同立では、理系は主に理工学部しかなく、文系学部の方が非常に多いので、以下では文系学部の偏差値を見ていきます。
文系学部編
文系学部の中から、文学部、法学部、経済学部、社会学部の偏差値を比較します。
文学部
2018年度における、偏差値は以下のようになっています。
表を見ると、文学部の偏差値は、同志社>立命館≒関西>関西学院 となっていますね。
文系学部でも、同志社が一番偏差値が高そうな予感がしますね。
法学部
2018年度における、偏差値は以下のようになっています。
各予備校によってばらつきが多少ありますが、法学部の偏差値は、同志社>立命館≒関西≒関西学院となっていますね。
経済学部
2018年度における、偏差値は以下のようになっています。
各予備校によって、ばらつきが大きいですね。
一概に順位付けは難しいですが、おおよそ同志社、関西学院、立命館、関西、の順で偏差値が高いことが分かります。
社会学部
2018年度における、偏差値は以下のようになっています。
こちらも各予備校によって少々ばらついていますが、
社会学部の偏差値は、同志社>関西学院≒関西>立命館となっていますね。
まとめ
理系学部でも文系学部でも、同志社大学の偏差値が一番高いことが分かります。
関西、関学、立命館は、学部によって偏差値の順番は変わってきます。
関関同立の志願者数比較
次は、志願者数や倍率について比較をしていきます。
関関同立で、競争率が高いのはどこでしょうか??
さっそく見ていきましょう。
※志望者や合格者数は、センター利用試験や個別日程試験、推薦入試など、すべての入試を合わせたものです。
理系学部編
理工学部
理工学部の志願者数とその倍率について見ていきます。
2018年度の志願者数とその倍率は以下のようになっています。
表を見ると、理工学部の倍率は、同志社>関西>関学>立命館の順で高くなっていますね。
偏差値と同じく、同志社の競争率が一番高いことが分かります。
また、関西大学は、偏差値は1番低かったですが、倍率は2番目に高いですね。
文系学部編
文学部
2018年度の志願者数とその倍率は以下のようになっています。
文学部の倍率は、同志社>関西>立命館>関西学院 となっています。
これは、他の4学部でも、同志社大学の倍率が一番高い予感がしますね。
法学部
2018年度の志願者数とその倍率は以下のようになっています。
法学部の倍率は、同志社>関西>立命館>関西学院 となっています。
経済学部
2018年度の志願者数とその倍率は以下のようになっています。
経済学部の倍率は、同志社>関西>関学>立命館 となっています。
また、立命館大学の倍率は、他3大学と比べてとても低いですね!
社会学部
2018年度の志願者数とその倍率は以下のようになっています。
社会学部の倍率は、同志社>関西>立命館>関西学院 となっています。
また、社会学部は、今回紹介した他の学部と比べても倍率が高いですね!
まとめ
理系学部でも文系学部でも、倍率は、同志社>関西>立命館≒関学の順で高いことが分かります。
偏差値同様、同志社が一番でしたね。
関関同立、就職状況比較
最後に、関関同立の卒業生の就職状況について見ていきます。
有名人気企業編
まず、有名人気企業への就職状況を見ていきましょう。
有名人気企業とは、マイナビが2019年4月に発表した文系・理系別の「2020年卒大学生就職企業人気ランキング」をもとに、AERAが抽出したものです。
具体的には、ソニー、伊藤忠商事、トヨタ、花王、ワコール、楽天、アクセンチュアなど計55社です(以下の写真に全掲載)。
関関同立の有名人気企業への就職のデータ(2018年度)は、以下のようになっています。
これを見ると、有名人気企業への就職率は、同志社>立命館>関西>関学 の順で高いことが分かります。
大企業編
次は、従業員数が500人を超える、いわゆる「大企業」への就職率を比較してみます。
これは、各大学が出しているデータを参考に比較しました。
有名人気企業とは変わり、大企業への就職率は、関学>立命館>同志社>関西 の順で高いことが分かります。
最終まとめ
いかかだったでしょうか?
今回の記事のポイントをまとめておきます。
・文系学部の偏差値 ⇒ 同志社が一番高く、他は学部によって違う。
・各学部の倍率 ⇒ 同志社>関西>立命館≒関学
・有名人気企業への就職率 ⇒ 同志社>立命館>関西>関学
・大企業への就職率 ⇒ 関学>立命>同志社>関西
偏差値や倍率、有名企業への就職率で同志社がトップでしたね。
関関同立でどこを目指そうか迷っている受験生は、ぜひ参考にしてみてください!