比較級ってなに?比較級の基本から応用まで徹底解説!

比較級ってなに?比較級の基本から応用まで徹底解説!

比較級って意外とたくさんの用法があって覚えづらい英語の文法事項ですよね。

そこで今回の記事では、そんな比較級の文法事項を基本から応用まで徹底的におさらいしていきます。

この記事を読めば、比較級の文法事項が全て分かります。

また、慣用表現も網羅していますので、是非最後までご覧になってください。

比較級とは

比較級とは文字通り、何かを比較する際に使われる英語の文法事項です。
日本語に訳すと『~よりも』という意味になります。

AとBを比べることによって違いを明確にすることができるので、長文読解や英作文で頻出の文法事項となっています。

比較級の基本的なルール

【A+be+比較級+than+B 】の徹底解説

基本的な比較級の英文を作る際のルールは次の通りです。

A(名詞・名詞節)+be動詞+比較級+than+B(名詞・名詞節)

上記の英文法を使うことで『AはBよりも(大きい・小さい・早い)』というようにAとBを比較する英語の文章になります。

than以下は名詞と名詞節以外に、完全文と呼ばれる主語と動詞、目的語が入った文章を入れることが可能なので覚えておくと良いでしょう。

比較級に使われる単語の種類について

上記の基本的な比較級を用いた文を作った際に、比較級の部分には『形容詞・副詞』を変化させたものが入ります。
この変化は、原則、形容詞・副詞の語尾に『-er』をつけるか、あるいは直前に『more』をつけるかのどちらかとなります。

基本的に、tall や fast のような比較的短い形容詞や副詞は、語尾に『-er』をつけることで「比較級」にすることができます。
一方、beautiful や difficult のような比較的長めの形容詞や副詞は、直前に『more』をつけることで「比較級」にすることができます。

ただし、例外としてgoodやbadなどの不規則変化するものも少数ですが存在します。

これらの比較級の変化を覚えるためには、各単語の暗記と一緒に覚えてしまうのが効率的です。
中学校英語ではあまり品詞を意識して単語の暗記をしていかなったかもしれませんが、高校英語では各単語の品詞や文法事項における変化形も単語の暗記と一緒に覚えなくてはいけません。

比較級の構文は日本語から覚えると覚えやすい

比較級の構文の例を簡単に作ります。

He is taller than his brother.

この英文の意味は、『彼は、彼のお兄さんよりも(身長が)高い。』となります。

比較級が苦手な受験生は特に『どちらが高いのか』を間違える傾向にあります。
そのため、日本語訳の時に『よりも』がついた単語(ここでは彼のお兄さん)が、英文の一番文末に来るというルールを頭に入れておきましょう。

比較級の慣用表現

moreを使った慣用表現

『more』を使った慣用表現は頻出です。その中でもより英文で使われる傾向にある慣用表現をピックアップしました。

  • 『no more ~』は、『もう~ない』
  • 『more than ~』は、『~以上』
  • 『A no more ~ than B』は、『Bが~でないのと同様にAも~でない』
  • 『more or less』は、『多少』

以上が『more』を使った慣用表現の中でも、比較的英文などの中で使われやすい慣用表現です。
特に『more than ~』は、数値が出てくる英文では必出の慣用表現のため、必ず押さえておきましょう。

lessを使った慣用表現

littleの比較級である『less』も非常に慣用表現が多い単語です。

  • 『less』 単体で『現在の量とよりも少なくして』
  • 『less than』(=not at all) 『全くない』
  • 『no less than』(=as many as) 『(数量をあげて)~もの』
  • 『not less than』(=at least) 『少なくとも』

中でも、『no less than』と『not less than』の使い分けに受験生は非常に苦労しているように思われます。

理解の方法としては、『no』は全否定なので、less thanの少ないという意味を全否定することによって多いことを強調しています。
この一点が分かるだけで非常に分かりやすくなるので是非覚えておきましょう。

その他の良く使う慣用表現

その他の良く使う慣用表現としては、次のようなものがあります。

  • 『no sooner A than B』 『AするとすぐにBになった』
  • 『sooner or later』 『遅かれ早かれ』
  • 『no longer』 『もはや~ない』

以上の3点は非常に良く出題される傾向にある慣用表現です。
特に『no sooner A than B』は英作文でも使いやすい表現であり、更に、『as soon as』との書き換えも頻出です。

慣用表現は成り立ちから覚えるよりも、使い方だけ暗記した方が効率が良い

比較級だけでなく、慣用表現全体に言えることですが、成り立ちから理解するよりも暗記してしまった方がよいです。
なぜなら、英語は文法的には比較的簡単な部類に入る一方で、その他の言語と比べると特殊な使い方が非常に多いからです。

受験勉強には理解も大事ですが、暗記だけしてしまった方が効率がいい場面もあるので要注意です。

比較級の修飾

比較級を強調したいときなどに使う基本的な単語と用法

比較級自体を修飾するために使う基本的な単語は『much, by far, still, a little』となっています。

用法としては非常に簡単で、比較級の直前に置くだけとなります。

much, by far, still

『much, by far, still』これら三つの単語は比較級を強調して使います。

例えば次のような例文です。

He is by far faster than me. 『彼は僕よりずば抜けて早い』

ただ単に『早い』と訳すよりも強調していることが分かりますね。

『much』は『たいぶ』という意味になり、『still』は『より一層』という意味になりますが、使い方は同じです。

a little

『a little』の用法は『much, by far, still』と同じですが意味が違ってきます。

『a little』は、『若干』や『少し』という意味になります。

強調は強調でも、少しだけ大きいことや小さいことを強調する時に使う単語です。

明確な差を表現する修飾方法

比較級の修飾用法の中には、差を明確に表現する方法もあります。

以下の例文を見て下さい。

He is 20cm taller than his brother. (彼は彼の兄よりも20cm(身長が)高い)

この用法は簡単で、比較級の前に数量を表す語句を並べることによって成立します。

倍数を表す修飾方法

倍数を表す修飾方法は、倍数の表記方法が間違えやすいポイントです。

He is twice taller than his brother. (彼は彼の兄よりも2倍高い)

このように倍数を表す単語を置くことによって、何倍かを表すことができます。ただし3倍以上の際は、three timesなどの表記を使うことに注意しておきましょう。

比較級を使った文がある長文読解のワンポイントアドバイス

比較級はAとBを比較する文法事項であり、英文の中でもとりわけ説明的文章のところで頻出です。

比較級は特殊な用例もありますが、基本的には『前のときよりもどういった状況になっているか』を表す際に良く使われます。

そのため、比較級が出てきて、そこが問題になっていた場合には、焦らず前の文章を訳して文脈から判断することが点数アップの秘訣です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の記事のポイントは以下の通りです。

  • 比較級の基本構文は、be動詞+比較級+than
  • 比較級は基本構文も存在するが特殊な形も存在する
  • 慣用表現は成り立ちよりもまず暗記

比較級の文法はリーディング、ライティング、リスニングを通してあらゆる角度から設問に関わってくることが非常に多いです。
そのため、まずは基本構文から押さえることで、徐々に習得していってください。

最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
受験生の英語学習の一助となれば幸いです。

英語カテゴリの最新記事