「部活が忙しくて勉強できないんです・・・」って悩んでいませんか?
私も部活をしていたので、同じ悩みを抱えていました。
今回は、そんな悩みを乗り越えて京大に現役合格できた経験を記事にしました!
現役京大生に部活と勉強を両立する方法について聞きました
部活と勉強の両立を目指す受験生は、ぜひ読んで見てください!
部活と勉強の両立の心構え
部活をしている人は、していない人と比べて、勉強する時間が少なくなるのは当然です。
しかし、勉強時間が少ないからといって、受験で失敗する訳ではありません。
時間が少なければ、その分勉強の質を高めていけばいいんです。
そして、部活生にしかできない「質を高める方法」があるんです!
その前に、まずはメンタル面のお話をしましょう。
部活をしていることをプラスに捉えよう!
まず、「部活をしているから、不利だよね」「部活をしているから出来なくてもいいんだ」といった考えを捨てましょう。
マイナスな考えが脳に悪影響を与えることが、脳科学で分かっています。
つまり、心の中でそう思っていると、知らず知らずのうちに自分に制限をかけて、成績は伸びなくなってしまいます。
では、部活生であることの「プラス」は、次の二つがあります。
②メンタルが強くなる
詳しく見ていきましょう。
部活生でも東大京大に合格できる
私は、3年生の6月まで陸上競技部で部長をしながら、現役で京大に合格することができました。
リレーを一緒に組んでいた先輩に、東大に現役合格した方もいました。
大学の同期には、3年生の8月に全国インターハイで優勝し、京大工学部に現役合格をした人もいました。
そういった人達と話していて、そして、自分の経験から、「部活生には、部活で鍛えられた集中力と強いメンタルがある」ことに気が付きました。
集中するときは、ものすごく集中できるので、普段の勉強の密度が高くなります。
また、センター試験など、かなり緊迫感があるような試験でも、落ち着いて自分のペースで解けるようなメンタルの強さもあります。
部活と勉強の両立4つのポイント
それでは、具体的にどう両立したらいいのか?
それには、4つのポイントがあります。
②睡眠時間を削ってはダメ!
③先を見通そう
④休日は休息しつつ、「自分で考える時間」を作ろう!
それぞれ詳しく見ていきましょう!
隙間時間の活用
部活生は、勉強するまとまった時間を確保するのは難しいです。
そこで、ちょっとした隙間時間の活用が一番おすすめです。
活用できる隙間はやまほどある
隙間活用の例としては、学校の休み時間、通学中のバスや電車内などが王道です。
それ以外で、僕が活用していた隙間は、
・信号で止まった時に単語帳を見て、歩いている時には、頭の中で暗唱する。
(※歩きながら本を見るのは危険なので止めましょう!)
・接骨院の待ち時間が長い時に、バインダーに裏紙を挟んで、数学の宿題の計算をする。
などです。
また、お風呂やトイレで単語暗記をしている人もいました。
このように、隙間は色んなところに転がっています。是非活用しましょう。
実は隙間でコツコツ勉強する方がよい!?
例えば、単語暗記をする時、脳のメカニズム的に、一定の時間を空けて何度も思い出す方が、脳への定着率が良いことが分かっています。
つまり、60分かけて暗記するより、暗記する時間10分を6回やった方が、覚えやすいのです。
英語や古文単語、文法事項や重要語句などの暗記には、是非隙間活用をおすすめします。
※長文読解や数学の記述問題など、じっくり考える必要がある勉強は、隙間勉強には向きません。
睡眠時間は削らない
部活生は勉強する時間がなく、つい睡眠時間を削りがちです。
しかし、生活すべての土台となる睡眠を削るのは、とても効率が悪いです。
寝不足でたくさん勉強しても質は限りなく低い
当たり前といえば、当たり前ですね。
成果=勉強の質×勉強の量 です。
睡眠時間を削ると、勉強の質がかなり落ちるので、いくら量をやっても成果につながりにくいです。
私も、高3の部活をやっていた時は、19:30に帰宅して、20:00過ぎに晩御飯を食べ終え、22:00前まで勉強して、風呂に入って、22:40に寝ていました。
起床は6:00すぎです。
睡眠を削るより、隙間活用やこれから紹介する方法で、勉強する時間を稼いでいきましょう。
眠たい時にはどうする??
個人的には、寝るのが一番だと思います。
眠い時に無理に勉強しても、質は非常に低いので、すぐに寝てしまいましょう。
とはいえ、勉強しなきゃいけない時もあると思います。
そんな時に有効な方法を紹介します。
②思い切って、ジョギングや散歩などをしに行く。(あまり激しい運動は逆効果)
③音読したり、立って勉強したり、「動き」をつける。
あくまで個人的な方法で、眠気の強さによっては効かない場合もあります。
自分なりに色んな方法を試してみましょう。
先を見通す
勉強時間が少ないなら、勉強を始める時期を早くするのも、解決策の1つです。
そういう意味で、先を見通すことが大切です。
時間がないからこそ、常に先を見る
部活生は、気付いたらテストや模試が目の前に迫り、「やばい、詰め込まないと」と焦ってしまいがちです。
そうではなく、1ヶ月~2ヶ月先を常に見て、早めの時期から勉強をスタートさせましょう。
たとえば、
1ヶ月半後に、期末テストがある・・・
でも、テスト2週間前には、大事な試合が2日続けてある・・・
となると、テストの2週間前はあまり勉強に身が入らないので、テスト1ヶ月前から余裕を持って始めておこう。
など。
計画通りに行かなくても、先を見通しているかどうかで、かなり勉強の質が変わります。
見通しがもてていると、自然と隙間時間を活用できたり、暇な時間にも勉強できたりするためです。
中間テストが終わった次の日から期末テストの準備を
これは、自分の高校時代の勉強法です。
陸上競技部で時間も無く、睡眠時間も確保したかったので、とにかく早い時期からスタートし、勉強時間を確保していました。
テスト範囲も大体予想がつくし、数学や英語などは、そのまま受験にもつながるので、中間テスト翌日から、コツコツ勉強を始めていました。
早くから貯金を作っておけば、試合で丸一日勉強できなくても、焦ることはほとんどありません。
暗記教科も、詰め込まなくて済みました。
この方法が功を奏したのか、高2からは、校内の定期テストや実力テストは、常に学年10位以内をキープしていました。
こんなに早くから始める必要があったかは分かりませんが、1つの方法として参考にしてください。
休日の過ごし方
部活生にとっては、貴重な休日です。
休日をすべて勉強にあてられればベストですが、個人的には休息の時間も必要だと思います。
普段、部活で心身ともに疲れているので、リフレッシュタイムも立派な勉強だと捉える方がいいと思います。
休日は、半分休んで半分勉強がおすすめ
自分は、休日(日曜休みでした)の半分はがっつりテレビを見てのんびりしたり、遊んだりしていました。
そして、もう半分は勉強にあてていました。
個人的には、午前~昼過ぎに勉強をし、午後から遊んだりテレビを見たりするのが、一番合っていました。
最初に遊んでしまうと、そのまま1日だらけてしまいそうだったので(笑)
それに、「午後から遊べる」と思うと、勉強もがんばれました。
休日にやるべきは、「自分で考える時間」をつくること
休日おすすめの勉強は、数学などで「じっくり自分で考える時間」を作ることです。
普段は、忙しくて暗記などが中心になってしまいがちなので、休日には「考える力」を養いましょう。
英語でも数学でも、簡単に答えを見るのではなく、自分の頭だけで考えたり、時には辞書や教科書で手を動かして調べたり、とにかく簡単に答えを見ない練習をしましょう。
答えを見ずに挑む時間も、最低10分は確保し、その時に応じて、30分、1時間と増やしてもいいでしょう。
私は、20分~1時間の時が多かったです。(もちろん、教科や問題によります)
・休息も大事!
・まとまった時間が取れる休日は、『じっくり考える力』を伸ばそう!
まとめ
いかがだったでしょうか?
部活と勉強の両立は、受験生の永遠の課題ですね。
勉強するべきって分かっていても、なかなか身が入らないですよね・・
でも部活動で頑張れているあなたなら、勉強もきっと頑張れるはずです!
この記事が少しでも励みになったらうれしいです。